スペイン観光

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ダリ劇場美術館

スペインはバルセロナから北へ移動するとフィゲラスという街があります。
フィゲラスはスペインの外れの街でフランスはもう近く。
しかしこのフィゲラスは世界的な芸術家である有名人が産まれた街でもあるのです。

フィゲラスの有名人

その有名人とはザルバドール・ダリ。
ダリ自身は特徴的な口ひげに奇行で話題となる人でした。
彼を有名にしたのはシュルレアリスムですね。
日本では美術の時間に習ったであろう超現実主義でもあります。
シュルレアリスムとはスペインのお隣の国フランスで巻き起こった芸術運動のことでありダリはその第一人者。

そのダリにはいくつものエピソードがあります。
例えば彼のトレードマークである口ひげ、重力に逆らっていますが一体どのような方法でキープしているのか不思議ですよね。
彼いわく『水飴で固めている』とのこと。
冗談のような本当のようなダリに言われるとどっちなのか分からなくなります。
また象に乗って凱旋門を訪れたなんて奇行もこれまた有名。

驚きとワクワクがあるダリ劇場美術館

ダリ劇場美術館は1974年に開館となりました。
美術館は元は内戦でボロボロとなっていた廃墟でした。
それをダリは自ら手を加えて美術館に造り替えていったのです。
自分の美術館を一から作るだなんてさすがのダリですね。

美術館では様々なダリの感性を垣間見ることができます。
ダリの作品は驚きや楽しみに満ちています。
ダリ自身人を驚かせることを好んでいましたからそれが作品にも表れています。

*メイウエストの部屋
 この作品はレンズを通して鑑賞します。
 作品のモデルとなったのはアメリカの女優のメイ・ウエスト。
 ぽってりした唇が絵画から飛び出てきそうなくらいセクシーです。

*海を見る裸のガラ
 この作品は遠近どちらでも楽しめます。
 トリックアートのようで、遠くから見るとアメリカの大統領のリンカーン。
 近付いて見てみると妻ガラの後ろ姿になります。

ダリのエネルギーはガラ

海を見る裸のガラ、風の宮殿など数々の作品にはダリの妻であるガラが描かれています。
ガラはダリの創作における原動力でもありました。
彼女をダリはミューズとも呼んでいたくらいです。

しかし彼の愛を知ってか知らずか妻であるガラは浮気に走り回っていたのです。
まずガラとの馴れ初めは不倫。
その後ダリとガラは結婚。
しかしそれからもガラは元夫やそれ以外の男性と不倫をするなどダリの苦労は絶えなかったのです。
そしてガラは1982年に亡くなりました。
ダリはガラを失うと創作活動を止めてしまったのです。
ガラは生涯奔放でしたが間違いなくダリにとってのミューズだったに違いありません。